
歌が上手くなりたい!そう願って歌の練習にはげむ人は年々増えているようです。
たくさんのアイドルグループが台頭する時代で、タレントデビューにも手が届きそうですよね。
カラオケで、友達には「上手いね!」って言われるようになったけど、どうも成長が止まってきたような・・・。なんて悩んでいますか?
歌が上手くなるコツを徹底解説します!
もくじ
ポップスのボーカルに正解はない!
ボイトレに通って失敗することがある?
腹式発声は必ずしも必要ない。
ヴィブラートは必ずしも必要ない。
音程を正しく歌えるようになる画期的なコツは?
オーディションに受かる画期的なコツは?
腹式発声が上手くなる画期的なコツや練習方法は?
ヴィブラートの画期的なコツや練習方法は?
ファルセット(裏声)の画期的なコツや練習方法は?
高い声が出せるようになるコツや練習方法は?
活舌を良くする画期的なコツや練習方法は?
ノドを使って歌っちゃダメなの???
ホンキなら、ボイトレよりも演劇の養成所に通うほうが上達するかも?
ポップスのボーカルに正解はない!
ポップスまたはロックの歌手を目指すなら、理解しておくべき重要なことがあります!
それは、「歌の一番うまい人が評価されるわけではない」ということ。
オーディションで合格するのも、たくさんのCDが売れるのも、実は歌の超絶上手い人ってわけでもないのです。
オペラや合唱では、歌い方には1つの答えがあって、それに近づけることが大切です。
でもポップスやロックの場合、意外なほどフリースタイルな業界で、「人の目を引いた人が勝ち」なんです。
圧倒的な歌唱力が人目を引くこともあるのですが、「かわいい声質」が人目を引くこともあります。「ユニークな声」が人目を引くこともあります。
すると、腹式呼吸や腹式発声ができなくても、オーディションに受かったりヒットを連発できることもあるのです!
具体的に言えば、水樹奈々さんや林原めぐみさんのような歌唱力を目指すことは、必ずしもオーディション合格の最善策ではないんです!
「かわいい声」へのニーズが高まっている!
21世紀のミュージックシーンでは、「上手い歌声」よりも「かわいい歌声」へのニーズが高まっています。あまり上手くなくても、アニメ声のようなかわいい声質・歌い方をしていると、それがオーディションや動画サイトで大きく評価されたりします。
たとえば、ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、きゃりーぱみゅぱみゅさんよりも広瀬香美さんのほうが歌唱力はずっと上です。でもCDはきゃりーぱみゅぱみゅさんのほうがずっと売れます。
そういう実情が、音楽業界にはあるのです。
権力者の意向が働きにくいYoutubeではこの動きは顕著で、春茶さんやこぴさんなど、かわいい系の歌声の方が絶大な人気を博していますね!
あなたがもし、生まれつきかわいらしい声質をしているなら、技巧派でパワフルな歌唱力を目指すよりも、かわいい声質を活かした歌い方・魅せ方を探求したほうが、スターへの道が近いかもしれませんよ?
ボイトレに通って失敗することがある?
歌が上手くなりたいと思ったとき、ボイトレに通おうと思うでしょうか。
でも、気を付けてください!
ボイトレに通うことが、かえってあなたをデビューから遠ざけてしまうことがあるから・・・
それは、ボイトレの先生たちは、「広瀬香美的な歌唱力が正しい」と思っているからです。そしてそういう発声を教えようとします。きゃりーぱみゅぱみゅさんのようなかわいい歌声をしている人を、「大幅に変えないとダメだよ!」と強い口調で言うでしょう。
でも今の時代、広瀬香美さんのような歌唱力はあまり求められていないので、その努力が逆効果になってしまうことがあります・・・
ボイトレは、「あなたの声質を活かそうとしてくれる人」を選んで教わりましょう。音楽シーンの時代の変化に敏感な先生・スクールを選びましょう。
腹式発声は必ずしも必要ない。
水樹奈々さんや広瀬香美さんのような、パワフルな腹式発声は、今の時代、必ずしも必要ないのです。
腹式発声が推奨されたのは、元々、「声が遠くまで届くから」でした。遠い昔は機械を使わずに披露していましたし、近代もバンドの大音量に負けない声量が必要でした。そのため「腹式発声は絶対に必要」ということになったです。
でもデジタル全盛の今の時代は、必ずしもライブで大きな声量を見せつける必要がないのです。音源を作るだけなら、ボーカルパートの音量バランスを上げることで、ささやき声で歌っても歌声がはっきり聞こえる音源を作れます。
そのような時代の流れから、ライブでも、歌声の小さいボーカリストに文句を言うPAさんはおらず、ボーカルが一番聞こえるようにミキサー卓で調整してくれます。
ウィスパーボイスといいますか、ささやくような歌い方でも、オーディションに受かったりスターになることはできるのです。
「音程を安定させるために腹式発声は必要だ」と言う人がいます。
それも間違ってはいないのですが、今の時代、のどの器用さだけで音程を合わせられる人も大勢います。
ヴィブラートは必ずしも必要ない。
歌が上手くなりたいと願う人が最も興味を持つのが、ヴィブラートでしょうか。
「あ~~~~」と声を揺らすテクニックです。
ヴィブラートが豊かだと、たしかに歌が上手く聞こえます。
しかしこれについても、近年ではまったくヴィブラートのかからない歌声の歌手が、オーディションに受かったり有名アニメソングの主題歌に抜てきされたりします。
ヴィブラートは歌声の魅力の1つに過ぎず、それがなくても高い評価や人気を得ることはあるのです。
じゃぁ何を練習すべきなの?
腹式発声もヴィブラートも必要ないなんて・・・じゃぁ何を練習したらいいの?戸惑ってしまったでしょうか(笑)
最も優先すべきは「音程」です。
音程も編集ソフトでどうにでも修正できるのですが、基本的にオーディションでオンチな人は通りません。
まずは、正しい音程できれいに歌えるように練習をしましょう。
音程を正しく歌えるようになる画期的なコツは?
キレイな音程で歌うコツは、「その曲を繰り返し練習すること」です。
その曲の音程を把握しないことには、歌の上手い人でも正しい音程で歌うことはできないです。
カラオケで90点以上とるくらいきれいな音程で歌いたいなら、その曲を、音源を聞きながら300回くらいは練習しましょう。「そんなに!?」と思いますか?そんなに、です!音程のキレイな人は、影でそれくらい地道に歌いこんでいますよ。
アニメで毎週耳にしている曲などは、10回くらい歌いこむだけでもそれなりに形になるかもしれません。でも、その程度の練習量では細かい部分が雑になってしまいます。
歌が上手くなったり、その歌手のクセを覚えたりすると、もう少し少ない回数の歌いこみでもキレイな音程で歌えるようになりますね。
キレイな声になる画期的なコツは?
お友達とカラオケ屋さんのフリータイムでたくさん歌った翌日、「あれ?今日はなんか声がキレイ♪」って感じませんか?
そうなんです。長時間歌うことで、発声に関する様々な筋肉を使います。様々な筋肉が鍛えられます。それでよりキレイな声が出るようになるんです。
とにかく長時間歌いましょう。一日2時間、それを毎日のように続けるなら、きっとプロ歌手みたいなキレイな歌声になりますよ♪
キレイな歌声の仕組み、知っていますか?
歌声は、様々な筋肉が響いて生み出されています。より多くの筋肉が震えることで、豊かでつやつやした歌声になっていきます。
どの部位の筋肉を鍛えるべきかは、各人の歌声の個性によって違うのです!
だから、あなたがあなたらしい歌声で長時間歌うことで、それに必要な部位の周りの筋肉が鍛えられていきます。そして、あなたの個性を保ったままつやつや美しい歌声を作ることができます♪
それが、キレイな歌声を作る一番の近道です。一番シンプルなコツです。しかも、あなたの個性が活かせます。個性的な歌声を確立できます。
でも、1日2時間を毎日のように続けるって難しいですよ!
学生なら、軽音部など入ることで毎日歌える環境が作れますね。本当に歌手になりたいなら、それくらい意図的に、歌いまくれる環境を作ったほうがいいです!
オーディションに受かる画期的なコツは?
一番知りたいのはここでしょうかね!
実は、オーディションに受かる秘訣は、歌唱力の向上ばかりじゃないんです。
カッコ良く歌えるようになろう!
特に近年は、「見栄えのカッコよさ」が求められるようになってきています。
「パフォーマンス力」と言いましょうか。
どんなに歌が上手くても、棒立ち&無表情で歌っていると、オーディションには通らないでしょう。
でも、シャイな性格の人は意外と、棒立ちだし無表情です。それだといくら歌唱力を上げてもオーディションには受からないし、ライブでファンは付かないんです・・・。
ちょっとナルシストすぎるくらいに、手や体を動かしながら歌いましょう。人によっては無意識でできちゃいます。でも人によってはすごく難しいです!
体をどう動かしていいかわからない場合は、Youtubeなどで人気歌手が歌っている動画を見てみましょう。その動きをそのまま真似ることからはじめてみましょう。好きな歌手や、真似しやすい歌手を真似てみればよいです。
カッコイイ写真を研究しよう。
応募の際の顔写真も重要です。
タレント性のある人が、オーディションでも高く評価されます。
しっかりとメイクをしましょう。メイクが苦手なら、みっちりメイクを練習したほうがよいです。
可愛い、少しセクシーな衣装を着ましょう。セクシーな格好をするのは嫌かもしれませんが、タレントになりたいならセクシーな格好を多少は受け入れないと厳しいです。ミニスカートでなくても良いですが、ひざ頭が見えるくらいのスカートはいつでもはけるようになっておきたいです。オーディション写真もひざ頭くらは露出しましょう。
ノースリーブやワンショルダー(肩露出)も効果的です。
男性の場合も、きちっと整髪をし、カッコいい服装を研究しましょう。まゆげを整えましょう。
表情も大切です。もうプリクラやSNOWで会得しているかもしれませんが、目をぱちっと開いて、ぶりっこな感じで可愛く写ります。それが実際に、可愛く見えるんです。口角を上げて、さわやかに笑いましょう。毎日たくさん笑っていると、笑顔が上手になりますよ。
目を引く実績を作ろう!
オーディションでは、「商売になりそうな子」を選びたがる傾向にあります。ファンのたくさん付きそうな、付いている子を採用したいのです。
そのため、オーディションに応募する前に、Youtubeに「歌ってみた」動画をアップして、ファンを増やしていくと良いです。Instagramでカッコイイ日常を投稿して、フォロワーを増やすのも良いです。
オーディションのエントリーシートに「Youtubeで10万人のチャンネル登録者がいます!」と書けば、絶対に有利に働きます!10万人もチャンネル登録者やフォロワーがいるなら、おそらくオーディションに受かるでしょうね。
ライブハウスに出演しまくって、「毎回100人以上の集客ができます!」でも良いです。
ここで挙げたコツは意外と重要で、歌唱力が70点程度でも、こうしたパフォーマンス力が高ければ、オーディションに受かりやすいです。
たとえば大賞を獲れないとしても、特別賞や審査員賞などを受賞して、デビューへの誘いを受けるでしょう。お金を生む魅力があるからです。
腹式発声が上手くなる画期的なコツや練習方法は?
「腹式発声は必ずしも必要ない」と書きました。そうは言っても、腹式発声を極めたい人は大勢いることでしょう。
その方法もちゃんと解説しますよ。
腹式呼吸と腹式発声は、実は別の概念です。
腹式呼吸があまり出来ていなくても、腹式発声はできます。
腹式発声は、「下腹部の筋肉で歌声を支える」ことを言います。なので、下腹部を中心に腹筋を鍛えることで、腹式発声は豊かにパワフルになっていきます。
腹式発声の腹筋の鍛え方
1.ドギーブレスをたくさん練習。連続1000回を目標に!
下腹部を勢いよくへこませて「ハっ!」とできますか?それを連続で繰り返して「ハッハッハッハッハ…」とやると、全力疾走したあとの犬みたいですね(笑)これをドギーブレスといいます。下腹部の筋肉が効率よく鍛えられますよ。
慣れないうちは、30回くらいでくたびれてしまうでしょう。1,000回でも連続でできるくらいに、練習してみてください!半年はかかるかも?
2.シャウト系の曲をたくさん歌う!
ドギーブレスで下腹部をへこませることを体得したなら、シャウト系の曲をたくさん歌いましょう。高音を張るフレーズがたくさんあるような曲です。あなたの好きな曲でかまいません。これでも腹筋が鍛えられます。
3.腹筋運動をする。連続100回を目標に!
腹筋運動でも下腹部の筋肉が鍛えられます。
ただし、やり方に注意が必要です!
上半身を完全に起こすやり方ではなくて、上半身とひざを両方、60度ずつ上げるような腹筋運動が良いです。これは首の筋肉も鍛えられますね。
連続で100回出来るように、目指しましょう!これも、半年くらいはかかるかもしれません。もっとかな(笑)
腹筋がついてくると、声が以前よりもつややかに、パワフルになったことに気付くはず!
ヴィブラートの画期的なコツや練習方法は?
ヴィブラートもカッコよくキメられるようになりたいですよね。「上手いね!プロになれるんじゃない?」とみんなに言ってもらえるようになります。
ヴィブラートは主に3種類がある。知ってた?
ヴィブラートの掛け方は、主に3種類のテクニックがあります。
腹筋でかけるヴィブラート
のどの筋肉(声帯)でかけるヴィブラート
あごでかけるヴィブラート
演歌歌手やパワフルなロック歌手が操るダイナミックなヴィブラートは、腹筋でかけるヴィブラートが多いです。
ポップス歌手に多いさらっとしたヴィブラートは、のどの筋肉(声帯)でかけるヴィブラートが多いです。
他にも、まれにあごをわうわうと開け閉めすることでヴィブラートをかける人がいます。
一般的には、腹筋でかけるヴィブラートが正統派なものと言われています。ボイトレの先生などは、腹筋でヴィブラートをかけられるようにならないとダメだ!と考える人が多いですね。
でも21世紀のミュージックシーンでは、のどの筋肉(声帯)でかけるヴィブラートの歌手が多いですし、そんな歌声を好むリスナーも多いです。
腹筋でかけるヴィブラートは、暑苦しいと感じられることがあり、好まない人もいるのです。特に平成生まれくらいの若い人たちは、のどでかけるさわやかなヴィブラートを好む人が多くなっています。
腹筋でかけるヴィブラートのコツや練習方法。
ドギーブレスの要領で下腹部の腹筋を動かすと、声にうねりが出ます。それを細かく操作すればヴィブラートになりますが、これを使いこなすのはとても難しいです。
基本的に、下腹部の腹筋をどんどん鍛えていくと、自動的にヴィブラートがかかるようになります。「テクニックで声を揺らす」のではなく「腹筋が自動的にヴィブラートをかけてくれる」のです。
だからスポーツ選手が歌うと、歌の練習などあまりしていないはずなのに、豊かなヴィブラートがかかったりするわけなのですね。
腹筋でかけるヴィブラートは、「練習」というよりも「筋トレ」が必要です。
のどの筋肉(声帯)でかけるヴィブラート。
のどでかけるヴィブラートが最も簡単と言われています。
のどの場合、筋肉を揺らすというよりは、「ドシドシドシドシドー♪」という感じで音程を細かく揺らすことで、ヴィブラートの質感を出す、というのがセオリーです。
この方法でしっくりこない場合は、のどの筋肉に微妙に力を入れて震わせることで、ヴィブラートをかけてみましょう。これにも練習が必要です。のどの筋肉を柔軟に動かせるようになる必要があります。
そして、のどに関しても、のどの筋肉を鍛えていくことで、自動的にのどのヴィブラートがかかるようになります。この手法を解説している人はあまりいませんが、従来、発声は「のどに力を入れるな」と教えていたからです。しかし近年は腹式発声ではなくのどで声色を作る発声方法が台頭してきており、これを実践する中でのどの筋肉が鍛えられ、自動的にヴィブラートをかけられるようにもなったのです。
ある意味では、この方法が最も簡単かもしれません。とにかくいっぱい歌の練習をしていれば、そのうち勝手にヴィブラートがつくわけです(笑)
ファルセット(裏声)の画期的なコツや練習方法は?
いっときほどのブームは陰りましたが、今でもファルセット(裏声)はボーカリストに必須のテクニックです。歌にアクセントをつけてくれますし、より高い声域まで歌えるようになりますよね。
ファルセット(裏声)のコツは、力を抜く・・・?
ファルセットのコツについて、「力を抜いて発声しましょう」と解説する人が多いです。
まぁ間違ってはいないのですが、力を抜いても思うようにファルセットが出ないなら、コツだけでは解決することはできません。
実は、ファルセットものどの筋肉やお腹の筋肉に支えられています。のどやお腹に充分な筋力がないと、ファルセットは出ないのです。
「ファルセットが出ない」「ファルセットが苦手」と感じるなら、しばらく腹筋の筋トレを重ねてみましょう。目指せ腹筋50回!
また、普段ささやくような声でしゃべっている物静かな人は、のどの筋力が弱いと思われます。大きな声で話す習慣を心掛けてみてください。のどの筋力がついてきます。学校の音楽の授業も、できるだけ大きな声で歌いましょう。
タンがからまっている人もファルセットが出にくいです。ぜんそくを持っている、たばこを吸う人など、タンがからまりやすいなら、いつも歌う前にのどのタンを切出してから始めましょう。お医者さんに行ってタンが出にくくなる薬を出してもらうなどしましょう。
ファルセットの声域を広げたい場合、出る高さのギリギリ下、出る低さのギリギリ上のあたりの音程で、ファルセット発声を繰り返します。ロングトーンなどです。これにより、ファルセットで使う部位の筋力が鍛えられていきます。
ファルセットも結局は筋力によって支えられているものなので、コツというよりも発声(練習)を続けて筋力を付けていくことが大切です。のどの、微妙な部位の筋力を付ける必要があるのです。
また、腹筋も必要になります。
高い声が出せるようになるコツや練習方法は?
高い声が出せる歌手、すごいですよね!多くの人は、高音域のボーカリストに憧れます。
音域をどんどん上に伸ばしたいなら、それに適した練習が必要ですよ。
限界よりちょっと下の音域を、ひたすら歌う!
高音域が出るかどうかも、コツというよりは「筋力」の問題が大きいです。筋力を鍛えることで、さらに高音域が出るようになりますよ。
練習のコツは、「限界よりちょっと下の音」を、ひたすら歌うこと。
たとえば、あなたの最高音が「レ」だとしましょうか。
それなら、「ド」や「ド#」の音をひたすら発声しましょう。「ド」の高さで「あ!え!い!う!え!お!あ!お!」と活舌練習を繰り返したり、ロングトーンを伸ばします。
自分の最高音よりちょっと下の「声がほぼ出る音」で発声するほうが良いですよ。
出ない音でがむしゃらに発声練習しすぎると、声帯を壊してしまう恐れがあります!
何日かやると「ド」の音がとてもスムーズに出せるようになったハズ!同時に、最高音の「レ」の音も前よりキレイに出るようになったはずです。
そしたら今度は「ド#」の音で発声練習を繰り返しましょう。
このように、「限界のちょっと下」で発声練習を続けていくと、高音域がキー2つ分くらいは上がるでしょう!
音域には生まれつきの限界がある!
高い音域に憧れる気持ちはとてもよくわかります!
でも、気を付けて!
人には、体格の違いによる、生まれながらの声域の違いがあるのです。体格的に、声の低い人もいるのですね。
学生時代、音楽の授業で「アルトパート」ばかり歌っていたなら、あなたは声が低いタイプです。生まれつきの体のつくりとして、声が低いのです。
アルト声域の人は、人一倍にがんばって練習したとしても、表声で(ファルセットを使わずに)「ミ」を出すのは無理でしょう。「レ」も無理だと思います。
とてもがんばって「ド」が精いっぱい、という感じでしょうか。
逆に、ソプラノ声域の人は、あまり練習しなくても「レ」が出たりします。ものすごくがんばるなら「ミ」も出るでしょう。
高い音域が出るように練習することは大切ですが、同時に、自分の声域をわきまえ、受け入れることも大切です。
「私はアルト声域なのだな」とわかったなら、浜崎あゆみさんの真似をするのではなく、あなたの低めの声をキレイに聞かせる歌い方や曲を研究してみてくださいね♪
正直、今の日本のポップス界は、ソプラノ声域の人を圧倒的に好みます。業界の人も、一般大衆もどちらもです。アルト声域の人は、歌手になるのはちょっと難しいです。
でも、カーペンターズのカレンさんはアルト声域ですし、アルト声域は絶対ダメってわけでもないんです♪
一般的に、背の高い人ほど声が低い傾向にあります。160センチを超えるような女性は、アルト声域の人が多いです。
男性の場合、テナー音域の人はあまり努力をしなくても「ソ」が出るでしょう。
ちょっとがんばれば「ラ」も出るはずです。でも、バス音域の人は「ミ」を出すのが精いっぱいで、「ソ」を出せるようになるのは難しいかもしれません。
活舌を良くする画期的なコツや練習方法は?
ボイトレの先生に見てもらうと、活舌の悪い人はまず間違いなく指摘されます。そして「治せ」と言われます。
しかし実は、必ずしも活舌は治さなくてもオーディションに受かれますし、売れっ子歌手になれます。
活舌が悪くても、その舌たらずな歌声が魅力的・味わい深い・かわいらしいことがあるからです。
活舌が悪くても、「でもあなたの歌声、それで魅力的だよ」と周りの多くの人が言うなら、活舌の練習をがんばらなくても良いかもしれません。活舌を矯正しないほうが、良いということもあります。
・・・それを踏まえたうえで、活舌改善のコツや練習方法について解説していきますね。
練習1:演劇部の「あ!え!い!う!え!お!あ!お!」が効果的。
演劇部の子たちが、「あ!え!い!う!え!お!あ!お!」と活舌練習しているのを見たことはありませんか?あれが、ボーカリストにとっても効果的です。
あ行からわ行まで、五十音全部を発声します。
コツは、この2つ。
1.なるべく大声で発声すること
2.早いスピードで発声すること
この2点を気を付けることで、活舌に効きます。やってみると、あごやほほの筋肉にとてても負荷がかかるのがわかるはず!最初は一回り発声するだけで顔がくたびれてしまうかもしれせんが、徐々に回数を増やしていって、10回りやってもくたびれないくらいになりましょう。
そして、より大きな声で、より早く発声できるようになりましょう。
「あ!え!い!う!え!お!あ!お!」は腹式発声を会得してから!
「あ!え!い!う!え!お!あ!お!」の発声練習をする上で、もう一つ重要なコツがあります。
それは、「腹式発声を会得してから行うべき」ということです。
腹式発声が出来るようになってから「あ!え!い!う!え!お!あ!お!」をやると、発声のたびに下腹部がへこんで、腹式発声できていることがわかります。大きな、シャープな声が出ます。お腹も鍛えられて非常に有意義な練習になります。
でも、腹式発声が出来ない人が「あ!え!い!う!え!お!あ!お!」をやると、のどで声を絞り出すだけになってしまい、のどを壊しかねません!それでも多少は活舌練習になるのですが、あまり有意義でないです。
練習2:早口な曲、テンポの速い曲をくりかえし歌う。
活舌を改善するもう1つの練習方法です。
それは、ラップのような早口な感じの曲を、繰り返し歌うことです。GReeeeNの曲など思い浮かびますね。
または、テンポの速い曲(♩=160以上)を繰り返し歌うのもよいです。アニメソングなどに多いですね。
ライバルに差を付ける!プラスαの歌が上手くなるコツ・練習法!
みんながあまり練習しない事柄に、あなたの声を一層つやめかせるコツが隠れています!
それは、「低い音域」を鍛えること。
高い音域は歌っていて気持ちいいので、高い音域の曲はよく歌いますよね。また、人は皆より高い声域に憧れるので、高い声を出す練習をたくさんします。
でも、低い音域は声があまり張れず気持ちよくないので、あまり歌わないですよね・・・。そのため、のどの「低い音域用の筋肉」はあまり発達していないんです。それでもあまり問題はないので、みんな素通りしてしまいがち・・・。
でも、「低い音域用の筋肉」も鍛えてあげると、なんと、中音域や高音域の声も豊かになり、よりツヤが出るのです!声は筋肉が震えることで豊かになるからです。低音域用の筋肉が発達することでより多くの筋肉が震え、つややかになるんです。
胸のあたりが震える感触がするようになるのではないでしょうか。
「低い音域」を鍛えるには、低い音域の旋律の多い曲をくりかえし練習するのが良いです。探すのが難しいなら、男性は女性ボーカル曲を、女性は男性ボーカル曲を歌うのがオススメ。異性の曲は、多くの人にとって、すごく低い音域なんですよね。
「最近成長が止まってきたなぁ」と感じている人にもオススメのアプローチですよ!
ノドを使って歌っちゃダメなの???
ボイトレを受けているとき、「ノドに力を入れちゃダメだよ!」と注意されたことのある人、多いのでは?ドラマなどでもそういうシーンをよく見ます。
歌うときは、お腹にだけ力を入れて歌うべきなのでしょうか?
いえいえ!実はそれ、大きなカンチガイ!
ボーカル、とくにポップスの発声は、ノドにも力を入れます。
「お腹で支えつつも、ノドで発声する」のが、現代日本のポップス歌唱です。つまり、あの歌手もその声優さんも、「お腹で支えつつも、ノドで発声している」のです。
「ノドに力を入れるな!」と注意されることが多いのですが、実は上手い歌手は皆、かなりノドに力を入れていますし、ノドの筋力がとても発達していて、ノドで声を響かせています。お腹でしっかり支えつつ、ノドを使って歌っているんです。
腹式発声がまるで出来ない状態で、ノドで高音をシャウトするような歌い方をすると、たしかにダメです。ノドを壊してしまいますし、キレイな声にならないです・・・。
でも、ノドも鍛えていくことが必要です。
ノドに力みを感じるような発声を続けることが必要ですし、それによってノドの疲れやかすれを経て、そしてノドの筋力を鍛えていくことが必要です。ポップス歌手として一人前になるには、むしろかなりノドを鍛えることが必要です(笑)
歌っていてノドに力みや疲れを感じても、必ずしもそれは間違いじゃないということ。
ファルセットに関しても、ノドの筋力が必要になります。ノドの筋肉の強化によって、ファルセットの響きが豊かになります。
ノドを力んでいる自覚がないのに歌が上手い人が、たしかにいるんです。それはなぜかというと、子供の頃から大声で叫んだり歌ったりする習慣が染みついている人で、すでにノドの筋力が強靭に鍛えられているのですね。だから、ノドで力んでいる感覚がない(薄い)んです。また、2時間歌ってもノドが疲れたと感じないんですね。ノドに力を入れていないのではなく、すでにノドが強靭で、力みを感じていないだけなのです。野球のホームランバッターが、「軽く振ってもホームランになるよ」と言うのと同じです。
このタイプの人は、歌い手としては非常に優れていますが、発声を教えるのはあまり上手でないかも・・・。ノドが強靭でない人の気持ちがよくわからないのです。
歌手それぞれの声の個性を作っているのも、実はノドの力み具合だったりします。
ノドをどんなふうに力ませるかで声色が微妙に変わっていくんですが、皆さん、子供の頃に好きだった歌手・真似た歌手の影響を受けて、独自の声色が確立されていたりしますね。人生の中で無意識的に、声色を作ってきているんです。
ホンキなら、ボイトレよりも演劇の養成所に通うほうが上達するかも?
私は、音楽業界だけでなく社会を幅広く眺めてきました。また、役者関係の知り合いもおり、彼らの話も聞き、姿を眺めてきました。
それを見て思うのですが、歌手志望者向けのボイトレ(ボーカルスクール、音楽専門学校)に通うよりも、役者志望者向けの俳優養成所に通うほうが、歌唱力も表現力も上達するように感じます。
役者さんが、アイドル的な人気を博すると歌手デビューすることがありますが、この役者さんたち、何気に歌がすごく上手いですよね!
演劇の練習では、ボーカルの練習以上に幅広い内容を、熱心に叩き込まれます。とても大変なのですが、そのぶん本当に立派な発声スキルが身に付きます。また、役者ならではの演技力といいますか、ステージでのかっこいい振る舞いやパフォーマンス力が身に付きます。ダンスも習えますね。このビジュアルスキルは今の時代のミュージックシーンにはとても重要なもので、でも普通のボイトレではあまり習えないです。
声優歌手を目指しているならなおのことなのですが、そうでなく生粋のボーカル志望、バンド志望だとしても、みんなより上手くなりたいと思っているなら演劇の養成所で学ぶことをオススメします。
ボーカル志望者にオススメのバイト(仕事)は?
ボーカル志望者の男女には、接客業をオススメします。レストランのウェイターのようなものですね。
接客業ではよく会話をするので、仕事の時間にのどを鍛えられるのです。元気な居酒屋の叫ぶような接客でなくても、普通に接客トークをしているだけで、のどの持久筋力がゆるやかに鍛えられます。声がつややかになりますし、声がかれにくくなりますよ。
また、ボーカルや芸能仕事は、意外と体力勝負です。コンサートで2時間走り回るのはとても大変です!日常的に立ち仕事をしていると、足腰がとても鍛えられます。また、それだけで腹筋もやや鍛えられます。腹筋の持久力も、鍛えられます。
コールセンターや携帯電話の販売事務なども良いですが、座り仕事ですよね。ウェイターや小売店販売員のような、立ち仕事の接客業のほうがなお良いです。
タバコの煙が充満する居酒屋や、大声で叫び続けなければならない元気系ラーメン屋などは、逆にのどを壊してしまいやすいのでオススメできません。ご注意を!
歌手は、芸術というよりもスポーツで、ですから体をよく動かす生活習慣を持つほうが良いです。または、よくスポーツをすると良いです。あなたが学生なら、運動の部活をやると、歌手にも役立つ総合的な体力・筋力が身に付いて有意義ですよ。
ボイトレ希望の方へ。
「さとさんにボーカルレッスンをしてもらいたい」と言ってくださる方が時折りいらっしゃいます。光栄でございます(*'▽')
私はたしかに、巷のボイトレの講師さん方よりも幅広い視野でオーディション対策や技術向上のアドバイスが出来るかもしれません。(ちなみに、作詞や作曲、アコースティックギターなどのアドバイスも可能です)
しかし、ボイトレ講師としての経験は深いわけではなく、レクチャーの技術に絶対の自信があるとも言えません^^;防音室なども持っていないです。
「どうしても!」とおっしゃられる場合、前向きに検討はいたしますが、私の住む北浦和までお越しいただく必要がございます。埼玉県です。京浜東北線の「北浦和駅」となります。また、カラオケ屋さんなど借りて行う必要があり、その代金も別途頂戴いたします。
レッスン料1時間:2,000円
場所代:数百円
という感じですね。
お住まいが北浦和近郊である場合、出張も検討いたします。その場合、交通費を実費で頂戴いたします。
基本的には、オーソドックスなボイトレ講師さんに見てもらったほうがよろしいかと思います^^;それで頭打ちを感じていたり、複数の講師に見てもらっても相性が悪いと感じるなら、私を検討するのも良いかもしれませんね。
お問合せは、「チャネリング相談」のページのメールフォームからお願いいたします(*'▽')